日曜日は日本歯科東洋医学会の学術講演会に参加しました。
午前中は「痛くない歯科麻酔」について、大阪大学歯科麻酔学講座 教授 、丹羽先生の講演でした。患者さまに苦痛を与えずに麻酔をするのは、結構難しいんです。色んな方法や、人間の生理学から説明をしていただきました。
ところでみなさん、蚊が人間の血を吸う時、なぜ人間が感じないかわかりますか?
それは、人間の呼吸を蚊が観察し、人間が息を吐くときに針を刺すんです。息を吐いているときは、痛みを感じにくくなるそうです。蚊も、命がけですから、良く考えたもんです。
結論として、「痛くない歯科麻酔」はどうしたらいいかと言うと、器械式の電動注射器で、ゆっくり丁寧に麻酔をすることにつきます。
午後からの講演は、天津中医薬大学教授の「ショウキ先生」です。
「経絡漢方と歯科治療」と題して、口や体に関する診断、治療法をご講演いただきました。
世界的なウイルス学の権威で、世界中を飛び回っています。
天津の医学部の教授だけでもすごいのに、MBSのテレビにもレギュラー出演し、神戸の鍼灸学校の講師、神戸の鍼灸漢方病院でもDRをしておられます。中国では叔父さんが胡錦濤 の主治医だそうで、中国ではVIPです。
中国の話を聞くのも面白いし、日本語もペラペラです。