JR立花駅ジョイタウン1Fにある「松岡文具」さんです。家族でお店をされていましたが、60年の歴史に幕を下ろされます。
お母様(左)は何と満92歳で、元気にお店に出ておられます。「残念だけど、時代の流れで仕方がない・・・」とのことでした。
現代人の文章離れや(字を書かなくなった)、物の流通が変わってきたことで、閉店せざるを得ないそうです。
私も「時代の流れだから仕方ないですねー」と松岡さんに申し上げましたが、松岡文具さんのような笑顔の素敵な小売店を閉店に追い込んでいるのは、私達消費者なのでしょうね。 食品偽装問題が世間で取り沙汰されていますが、早く手に入るもの。売り手、作り手の顔を見なくても手に入るもの。安ければいい。そう望んだ私達消費者のエゴが今の流通を生み出したのです。口に入れるもの、身のまわりの物は、安全で、公正であってほしいものです。
私の好きだった作家の中島らもさん、よくテレビでお見かけする辛口コメンテーターの勝谷さんも学生時代よく来店されたそうです。7月末で閉店されるので、現在全商品30%OFF~になっています。100円ショップの文具とは違い、しっかりきっちりした本物の文房具があります。松岡さんお疲れさまでした。(寺)