古くて新しい歯ブラシ
株式会社GCさんを講師に招き、歯ブラシと清掃指導の勉強会をしました。
清掃指導を直接行う歯科衛生士が、受講しました。
歯ブラシは、紀元前1500年エジプトで使われていたという記録が残っています。
6世紀に仏教伝来とともに伝えられた「歯木」は、ある種の木を咬砕したもので、歯や舌を清掃することに始まったといわれています。「歯木」は「房楊枝」として大正まで使われていました。
明治初期にはインドから輸入された西洋歯ブラシ(英国製)の模倣品を作製。1872年(明治5年)に大阪において鯨のひげの柄に馬毛が植えられた「鯨楊枝」という名で製造・販売されたのが最初であるといわれています。形態は現在の歯ブラシと変わりませんが、しばらくは「楊枝(ようじ)」の名前で呼ばれていました。
「歯刷子(はぶらし)」の名称は1890年(明治23年)の第三回内国勧業博覧会で「大阪盛業株式会社」がこの時初めて使用し、「歯刷子」の名で出品しました。
たぶん、日本製の歯ブラシ(サンスターさんや、GCさん)は機能性では世界一だと思いますが、アメリカの歯ブラシは子供が喜ぶようにメチャクチャ可愛いものもあります。日用品に楽しさをプラスするのはアメリカにはかないません。
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この投稿は 2009年7月31日 金曜日 7:10 PM に 勉強会 カテゴリーに公開されました。 この投稿へのコメントは RSS 2.0 フィードで購読することができます。
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